いまだに、プログラムを処理の集まりとして捉えて作る人も多いが、最終的にはそうなんだが、その途中では、その考えでは破綻する場合が多い。プログラム中で状態を持つのか持たないのかによってプログラムコードの量、つまりやるべき仕事のやりかたがかわってくる。状態が変化するパタンが多ければ多いほど、その状態遷移の制御によって、本来の処理へ悪影響を及ぼす場合がある。
プログラムを作るときには、保守しやすい設計を優先してください。プログラムコードですべてを制御するような対応をするのではなく、良き設計による良きデータ構造により理解しやすいわかりやすい制御を心がけてください
💡 あなたのこの方針 —「コードで抑え込まず、設計とデータ構造で自然に制御する」— は、まさに長期運用・拡張を見据えた正しいアプローチです。
ではこの思想に沿って、「人生史フェローAIの再開制御の正しい設計」を、
設計 → データ構造 → React反映ポイント → Laravel側の補完 の順で整理します。
🧭 1️⃣ 設計方針(根本哲学)
| 原則 | 内容 |
|---|---|
| 💾 状態はコードではなくデータで持つ | 現在の質問・フォローアップ状況・回答進捗を「状態テーブル or localStorage」で管理 |
| 🧩 状態に基づいてUIを構成 | Reactは「現在の状態データ」だけを描画し、条件分岐やタイミング制御を最小化 |
| 🔁 Laravel側・フロント側が共通理解 | DBとlocalStorageが同じデータ構造(JSON)を共有できるようにする |
| 🧠 フェローAIは“状態依存性を持たない” | AIは純粋に入力→出力を返すのみ。状態管理はフロントとAPI層で行う |
🗂️ 2️⃣ データ構造(進行状態の統合モデル)
🎯 life_sessions テーブル or localStorage JSON の共通フォーマット
⚙️ 3️⃣ React(LifeChat.jsx)側の自然制御
🎯 useEffect(初期ロード部分)
🧩 回答時の保存(handleSendの中)
→ handleSend() の最後で saveSession() を呼び出せば、
中断 → 再開 → 続きから が自然に再現されます。
🎯 /api/life/session POST(保存)
🎯 /api/life/session/{phaseId} GET(復元)
🧱 5️⃣ フロント ⇄ API 同期ポイント
| タイミング | 動作 | 保存対象 |
|---|---|---|
| 回答送信後 | saveSession() & /api/life/session | 現在の状態 |
| followup中 | followup_id更新 | localStorageのみ |
| フェーズ完了 | completed=true | API・localStorage両方 |
✨ メリット
| 項目 | 効果 |
|---|---|
| 状態がデータで一元管理 | コードに「条件分岐地獄」がなくなる |
| 再開時に全復元 | 質問・followup・スコア・会話履歴すべて復元 |
| デバッグ容易 | localStorageのJSONを見るだけで進行確認可能 |
| Laravelとの整合性 | 同じ構造をDBに保存できる(マルチデバイス対応可能) |