コスメブランド支援システム マルチテナント構築プラットフォームの開発

コスメブランド支援システム マルチテナント構築プラットフォームの開発

コスメ・オーガニック・健康などに特化したブランドを立ち上げ、年商1億円を目指す人たちを支援するためのサービスを構築します。

ブランド立ち上げの多くは、本業の商品開発や販売に集中しすぎて、経営や管理の業務に手が回らず、結果として事業が継続できないケースが少なくありません。

そこでまずは、1人社長向けの経営支援システムをコアに据えます。その上に、

  • 商品管理
  • 在庫管理
  • 販売管理
  • ブランドWebページ作成

といった機能を組み合わせ、さらにそれらを束ねる形で、コスメ業界版のECポータルサイトを展開することを目指します。

コア構想(階層イメージ)

  1. 経営基盤(コア)
    • 売上・利益・キャッシュフロー管理
    • 仕入れ・外注費管理
    • 決算・税務補助(外部会計士連携)
    • KPIダッシュボード(売上・客単価・LTV)
  2. 商品・販売基盤
    • 商品マスタ管理(SKU・成分・原価・利益率など)
    • 在庫管理(入出庫、ロット/消費期限管理)
    • 受注・販売管理(自社EC/店舗/モール連携)
    • サブスク/定期購入機能
  3. ブランド表現(フロント)
    • ブランド専用Webページ(LP・ストーリー・ブログ)
    • EC機能(カート・決済・配送管理)
    • 顧客管理(CRM、メール/LINE配信)
  4. 集合体(プラットフォーム化)
    • ブランドごとに立ち上がるミニサイトを集約した「コスメ版ECサイト」
    • カテゴリ検索・ランキング・特集記事・レビュー
    • 共同マーケティング/広告枠提供
    • 資金調達・共同仕入れの仕組みも展開可能

特徴

  • **「1人社長の伴走支援」**に特化(ブランド力に集中できる環境)
  • Shopifyのようにフロントを提供するだけでなく、経営基盤まで内包 → Shopifyなどの既存サービス連携としての機能提供は次期フェーズ
  • 個別ブランドが集まることで 横のつながり(共同PR・共同物流・データ共有) が価値を持つ

技術面の方向性

  • バックエンド:Laravel12 (管理機能が豊富で拡張性あり)
  • フロント:React/Next.js でブランドごとのECページを高速展開
  • マルチテナント設計(ブランドごとに独立管理しつつ、ポータルで統合)
  • SaaS化 → 「月額+売上連動」モデルが相性良い

将来拡張

  • コスメだけでなく「オーガニック食品」「サプリ」「フィットネス関連」なども受け入れ可能
  • ブランド立ち上げスクール(教育×システム提供)
  • 海外向け(特にアジア圏)輸出のサポート

第一フェーズ(業界横断型)

ターゲット

  • コスメだけでなく、小規模D2C・個人ブランド・士業・講師業などあらゆる小規模事業者に提供可能
  • 「売上は伸ばしてるけど数字が見えず、続かない」人  売上は伸ばしていない人でもよい

機能コア

  • 売上・利益・キャッシュフロー可視化
    • 売上入力 or EC連携
    • 経費カテゴリ別入力(仕入、外注、人件費、広告など)
    • キャッシュ残高の推移グラフ
  • KPIダッシュボード
    • 月次売上、利益率、広告費対効果、LTV
  • 目標管理
    • 年商1億円を目指す→逆算した月次・週次KPI
  • 外部連携
    • Stripe/PayPal/Shopify/BASE から売上データ取得
    • 銀行APIや会計ソフト(freee/MFクラウド)連携も将来的に

👉 位置づけは「クラウド会計の手前で、数字に強くなるためのダッシュボード」。
あえて会計より“軽い”ことが差別化になります。

銀行通帳や領収書、請求書などは画像からOCRで取り込んで、それをもとに、売上や経費データとして使えるようにしたいです。

OCR活用イメージ

1. 入力ソース

  • 銀行通帳:入出金明細 → 日付・金額・相手先を抽出
  • 領収書:日付・金額・支払先・勘定科目候補
  • 請求書:発行日・請求先・請求額・品目

2. 処理フロー

  1. ユーザーが画像アップロード(スマホ撮影 or PDF)
  2. OCRエンジンでテキスト抽出
    • Google Vision API, AWS Textract, Azure OCR, あるいは Tesseract(オンプレ)
    • 金融・会計フォーマットに強いクラウドOCRを使うと精度が高い
  3. 正規化・解析
    • 日付パターン、金額パターンを正規表現で抽出
    • キーワードから「経費科目候補」を自動付与(例:「交通」「電車」→旅費交通費)
  4. ユーザー確認画面
    • 自動仕訳候補を表示 → ユーザーが修正可能
    • 承認後に売上・経費データへ登録

3. データ活用

  • 売上・経費台帳に自動反映
  • グラフ化してキャッシュフロー推移に即反映
  • AIが「経費比率が高い月」「広告費効果が低い月」などを通知

技術スタック候補

  • OCR部分
    • Google Vision API を使う(日本語精度○)
    • 将来はコスト削減で Tesseract+独自辞書を同時検討
  • 仕訳AI
    • Laravel側で OpenAI/GPT を利用して「カテゴリ候補」を推定
    • 例:"text: '東京駅から新幹線 13450円' → '旅費交通費'"
  • 保存先
    • MySQL に原文+OCR結果+仕訳候補+ユーザー修正履歴を格納

全体的なサブシステム構成

1. 経営基盤(コアシステム)

👉 1人社長向けに業種を問わず利用できる部分

  • 売上管理(手入力・CSV・API連携・OCR入力)
  • 経費管理(領収書/請求書/通帳入力+OCR)
  • キャッシュフロー管理(残高推移、資金ショート予測)
  • 経営ダッシュボード(売上・粗利・経費・利益率・LTV・広告費効果)
  • KPI管理(年商目標から逆算した月次・週次の到達度)

2. 商品・在庫・販売管理

👉 コスメ・オーガニック業界特化の追加レイヤー

  • 商品マスタ(SKU・原価・成分・賞味期限・ロット管理)
  • 在庫管理(入出庫、棚卸し、消費期限アラート)
  • 販売管理(受注処理、自社EC、モール連携、定期購入)
  • 顧客管理(CRM)(顧客情報、購入履歴、リピート分析)

3. ブランド表現(フロント)

👉 ブランドを立ち上げる人の「顔」になる部分

  • ブランドWebページ(ストーリー、LP、ブログ)
  • ECサイト(カート、決済、配送管理)
  • 顧客接点(LINE・メール配信、レビュー機能)

4. ポータルプラットフォーム

👉 「コスメ版ECサイト」的な横の広がり

  • ブランド集合サイト(複数ブランドを横断表示)
  • 商品検索・ランキング・特集記事
  • 共同マーケティング(広告・PR枠)
  • 共同キャンペーン/横断セール

5. BtoB連携モジュール

👉 ブランドがスケールしたときに必要になる領域

  • 卸販売管理(バイヤー向け注文機能)
  • 共同仕入れ・原料調達
  • OEM工場・小売店連携
  • 海外輸出/多言語対応

6. 共通インフラ・基盤

  • ユーザー認証/権限管理(マルチブランド対応)
  • OCR基盤(領収書/通帳/請求書入力支援)
  • 外部API連携(銀行API、会計ソフト、Shopify/BASE、決済Stripe/PayPal)
  • AIアシスト(仕訳補助、KPI分析コメント)

🗂 段階的リリースイメージ

  1. Phase 1:経営基盤(業界横断・1人社長用ダッシュボード)
  2. Phase 2:商品・在庫管理+ブランドWEB+EC
  3. Phase 3:ポータル化(コスメ版ポータルECサイト)
  4. Phase 4:BtoB連携(卸・OEM・海外展開)

 株式会社 iPLUS ONE