ラーメンの味を決定づけるパラメータ(加水率・塩分・旨味成分)の定量的な分析と相関論。
日本のラーメンは、多種多様な進化を遂げた結果、明確な座標軸によってその特性を分類することが可能です。下のマップは、横軸を「スープの方向性(醤油⇔豚骨)」、縦軸を「味のインパクト(あっさり⇔こってり)」として、主要なラーメン系統をプロットしたものです。
ラーメンの「美味しさ」の正体は、以下の3つの変数が織りなす物理的・化学的なバランスによって成り立っています。
一般的なラーメンのスープの塩分濃度は1.2%〜1.6%程度です。これは人間の体液(約0.9%)よりも高く設定されており、これが「やみつきになる(もっと水分と塩分を欲する)」メカニズムの根幹です。豚骨などの白湯スープは、脂分が塩味をマスキング(隠す)するため、清湯スープよりも高い塩分濃度(1.5%以上)に設定される傾向があります。
小麦粉に加える水分の割合(加水率)は、麺とスープの相性を決定します。
ラーメンスープ最大の発明は、昆布や醤油由来の「グルタミン酸(アミノ酸系)」と、豚骨や煮干し由来の「イノシン酸(核酸系)」を丼の中で意図的に掛け合わせている点にあります。この2つが合わさることで、単体の旨味成分を味わった時よりも、人間が感じる旨味が飛躍的に(数倍〜最大7倍)増幅する「旨味の相乗効果」が起きています。
これらのデータと変数が、全国に広がる120以上のページ(百科事典)を構築しています。
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